オーストラリア移住を計画する中で、家探しは最も重要で不安を感じやすいポイントの一つです。
特に家族で移住する場合、住環境は生活全体の満足度を左右します。この記事では、移住前の準備から現地での物件探し、契約の流れまでを詳しく解説します。
どの地域で家を探すかのヒントはこちら
この記事でわかること
- オーストラリアでの賃貸物件の探し方
- 内見時にチェックすべきポイント
- 契約から入居までの具体的な流れ
- トラブルを防ぐためのコツ
- 賃貸物件の相場を把握(前記事をチェック!リンク)
- 住みたい都市やエリアをリストアップ
- 希望条件(予算、部屋数、通勤・通学距離など)を整理
- 不動産サイトやエージェントの案内で日時を予約
- 集団でのオープンインスペクションが多く、10〜20分で複数の人が同時に内覧します。
- 水回り(カビ、排水の流れ)
- 窓やドアの立て付け、防犯設備
- クーラー、ヒーターの動作
- 家具付き/家具なしの条件
- 虫や害獣の痕跡
- 騒音や周囲の環境(近隣トラブルがないか)
オーストラリアで家を探す際、日本ではあまり意識しないポイントにも注意が必要です。内見時は特に以下を重点的にチェックしましょう。
- カビ・湿気対策
オーストラリアは気密性が低い建物が多く、湿気がこもりやすいためカビが発生しやすい物件があります。クローゼットや浴室、窓周辺のカビ臭や黒ずみは必ず確認しましょう。
- 虫・害獣のリスク
ゴキブリやクモはもちろん、シロアリやオポッサムなど、日本では見ない害獣が出るケースも。床下や外壁に穴や隙間がないか、建物周辺もチェックしましょう。
- 冷暖房設備の有無・性能
オーストラリアではエアコンやヒーターが設置されていない物件も珍しくありません。特に寒暖差の大きい地域では、冷暖房が整っているか、動作するかを確認してください。
- 窓やドアの防犯性能
日本より簡素な鍵が多く、古い物件はガラスも1枚のみの場合があります。窓・ドアの施錠がしっかりしているか、防犯用のデッドロックがあるかも重要です。
- 短時間での集団内見
内見は10~20分のオープンインスペクション形式が多く、複数人で一斉に見るため、じっくり時間をかけられません。事前にチェックリストを作っておくのがおすすめです。
- ペット可否の条件
ペットを飼う予定がある場合、ペット可否は重要です。「可」でも追加デポジットが必要な場合や、契約内容に制限があることが多いので必ず確認しましょう。
物件を決めたらApplication Formを提出。必要書類(ID、ビザ、銀行残高証明など)を用意します。
審査期間は通常1〜5営業日程度。
契約内容をよく確認。特に契約期間、解約条件、ペット可否などは後でトラブルになりがち。
家賃4週間分相当をボンドとして支払います。退去時の破損や未払いがなければ返金されます。
- レントインスペクション
入居中に年1〜2回、不動産会社の定期点検があります。日程は事前通知があります。
- 家賃支払い
自動引き落としやBpay(オーストラリアの支払いサービス)を利用するのが一般的です。
- 修理や不具合対応
不動産エージェントへ速やかに連絡。オーストラリアは対応が遅いことも多いので、連絡は記録に残るメールがおすすめ。
- 内見時は必ず日中に訪れ、周辺の治安や雰囲気を確認する。
- 契約書は日本と違い英語なので、理解できない箇所は必ず不動産エージェントに確認を。
- 写真を撮影しておくと、退去時に原状回復で揉めにくくなります。
オーストラリアでの家探しは、物件情報収集、内見、契約、入居後の対応まで段階的に進めるのがポイントです。焦らずに希望条件を整理し、トラブルを防ぐために内見・契約内容を慎重に確認しましょう。
🔗 次回は「オーストラリア移住開始にかかる費用の想定」を公開予定です!
ABOUT ME

Nami — a Japanese writer dreaming of moving to Australia.
Nami lives in Japan with my husband and our child, who was born in 2024.
コメントを残す