【JP】IELTS初受験|From 5.5 to the Next Step
はじめに
「いつか受けよう」と思いながら、後回しにしてきたIELTS。
移住を目指すなら避けて通れないテストに、ついに挑戦しました。
結果は Overall 5.5。
オーストラリア移住にはOverall 7.0は最低ライン。現在地とのギャップがわかりました。
この記事では、初めて受ける人が知っておくと安心な流れと、受けてわかった課題・対策をシェアします。
受験準備と申し込みの流れ
英語力の現在地
IELTS受験前のスキルはこんな感じでした。
- TOEIC 735
- 仕事で英語メール・会議経験あり(会話は苦手)
- Speaking練習として英語Podcastを週3配信中
- ListeningはYouTubeや英語アニメを“ながら聴き”
「今の実力を知る」ことを目的に、参考書で形式だけ確認して臨みました。
申し込みと試験形式
IELTS公式サイトからオンラインで申込みました。
形式は ペーパー版 と コンピューター版 の2種類あります。
私はコンピューター版を選択しました。

私がコンピュータ版を選んだ理由
- 毎週のように開催されている
- 手書きよりタイピングが得意
- 画面で読む方が活用機会が多い
※ 地方会場はペーパーのみの場合もあるので要確認。
IELTSには Academic(留学・進学) と General(就職・移住) があり、
私は移住目的のため General を選択しました。
試験日は、筆記(L/R/W)とSpeakingを別日に設定可能です。
私は一気に終わらせたかったので、同日午後にSpeakingを受けました。
試験当日の流れ
持ち物と受付
- 持ち物: パスポート、透明な水ボトル
- 禁止: スマホ・電子機器(試験中に音が鳴ったら即失格)
- 受付: 写真撮影、指紋登録、メガネの内側チェックあり
受付で「電子機器が鳴ったら失格です」と注意され、慎重にすべての電源をOFF。
TOEICよりもずっと厳格な雰囲気でした。
受付後は室内へ入ります。
会場は静まり返り、開始後はスタッフが英語で案内します。
わからない場合は目を合わせると丁寧に日本語でサポートしてくれます。
試験の流れ
Listening → Reading → Writing の順に連続で実施されます。
Reading終了後にスタッフがWritingメモ書き用の紙とペンを配布し、Writingを開始します。
午前の筆記試験が終わると一度退室。午後はSpeakingです。
Speaking testの受付は指紋認証で本人確認しました。
受付後、試験官に別室に呼ばれ、1対1で15分ほど会話します。録音あり。
テーマは日常的な内容で、今回のテーマは「Tシャツについてどう思う?」「近所の開発について」などでした。
難しい質問ではありませんが、聞き取れなければ落ち着いて聞き返したらゆっくり伝えてくれました。
結果と体感
Overall 5.5(L5.5 / R5.5 / W5.5 / S5.0)
ListeningとReadingは思ったより理解できたものの、
WritingとSpeakingで「思考を英語にする難しさ」を痛感しました。
体感的には、問題自体は参考書よりもシンプル。
ただし「時間管理」と「語彙の引き出し」が問われるテストです。
「知っている英語」ではなく、「その場で使える英語」が鍵。


セクション別に見えた課題
Listening
聞こえているのに、理解が追いつかない。
特に空所補充問題では、単語を一瞬で書けずスピードに負けました。
Reading
短い文は読めても、長文で焦りが出て内容が入ってこない。
時間を意識しすぎて、文の意味を置き去りにしてしまいました。
Speaking
「意見」を聞かれた瞬間に、言葉が止まりました。
語彙の問題より、まず、「意見を瞬時に構築する思考習慣」が足りていないと感じました。
初受験を終えて感じた3つのポイント
1️⃣ リスニングは「聞き流し」では伸びない。理解して聞く1分習慣を。
2️⃣ Speakingは「意見力」が命。 語彙より、自分の考えを持つこと。
3️⃣ Writingは「型」よりも「中身」。日常で意見を文章化する練習が効果的。
次の目標
- 2026年までに IELTS 6.5
- 最終目標は IELTS 7.0(移住・就労の最低ライン)
課題は多いけれど、目標ははっきりしていますし、何をすればいいかは見えました。
焦らず、少しずつ、でも確実に進めていきます。
まとめ
「できない」ではなく「今はできないだけ」
IELTSは、単なるテストではなく「自分の英語を使う力」を映す鏡です。
5.5という数字は、悔しさよりも“伸びしろ”を教えてくれた結果でした。
Only Room to Grow.
完璧じゃなくても、進めばいい。
英語を頑張る皆さん、一緒に少しずつ、成長していきましょう。

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